書記官逮捕
京都家裁の書記官、判決文偽造か...1千万円以上引き出す
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081208-OYT1T00330.htm?from=main3
この不祥事について、フジテレビと日刊現代から電話取材を受けました。
いずれも私が元書記官であることから掛かってきた電話でした。
品川の入管にいるとき、目の前のフジテレビから電話が掛かってくるのですから、なんか妙な感じです。
フジテレビの質問の要旨は、判決を偽造することは容易なのか?書記官と事務官の違いは?というふうなことでした。
私からの回答は概ね以下のとおりです。
判決の偽造については、見本になる判決があれば、そんなに難しいことではない。彼が家裁勤務であることから、前の職務が民事訴訟立会いであったか、あるいは研修などを通じて、判決のサンプルを手に入れ、それを手直しすれば捏造は容易。
同僚の女性書記官名を使ったというが、書記官の職印は、当直勤務中などに地裁書記官室に立ち入れば簡単に押印できる。彼もおそらく家裁の辞令のほか地裁の併任辞令を持っていたはずだ。
それより、名前を使われた裁判官が居るはずで、そちらのほうが大変な迷惑だろう。
判決を書くのは裁判官だが、記録磁性体で書記官に手渡し、紙にプリントする。判決原本並びに記録一式の保管責任者は書記官であって、裁判官には保管する権限はない。また、書記官は証明官である。
最高裁が行う事務官採用試験に合格して、一定期間勤務し、試験を受けたうえ、1年間の研修(法学部卒の場合)を受けて書記官に任命される。レベルとしては旧司法試験短答合格程度。同期にはその後、司法試験に受かる者も数人いた。
なお、フジは私の今の仕事には全く触れずじまいでした。
明日の夜あたりに報道したいようでした。
日刊現代の質問は、任用されるのがかなり難しい書記官にまでなって、なぜ、そんな悪事に手を染めてしまうのだろう?というふうなことでした。
私は、時代が時代だからではないか?という感じの返事をしました。
裁判所の職員がときどき捕まるが、前に捕まった私の元同僚は、判決の偽造をして1円も儲けていない。その前の印紙密売者もさして儲からなかったはずだ。今回は単独犯だったらしく、ずいぶん儲けたものだな、と冗談めかして話しました。
オレオレ詐欺が裁判所をカタルこともあるが、裁判所がオレオレ詐欺では防ぎようがない。
ゲンダイは、私が今どういう仕事をしているか熟知しているようでした。
こちらは私の実名を載せるようです。
ジャパンタイムスから「在留カード」に関する法改正の取材があったときは仕事にぴったりだったのですが、今回は職務外の話でした。


コメント
司法の場にもいろいろな裏事情があるものなのですね。
「時代が時代だから」というコメントには肯けました。
道徳心が欠如した荒廃社会になりつつある現代、肩書きとは無関係に起きる事件も多いですからね。
それより、yshimadaさんも有名人ですねヽ(^o^)
Posted by なお at 2008年12月 8日 21:37
フジテレビさんが取材に来たいとおっしゃるのですが、私のは昔話ですし、後輩をあんまり苛めるのもどんなものかと思いまして、お断りしました。
私のころは、「そんなこと言われなくたって、やっちゃ行けないことはイケないんだ」と思ってましたから。今はそうじゃないんですね。
誰が何をやるかわからない時代ですよ。
Posted by yshimada at 2008年12月 9日 06:37
昨日、東京の司法書士が脱税で捕まりましたね、島田さんも天井に一万円札貯めてると危ないですよ!胃カメラは口からでしたが、静脈麻酔で眠ってしまい、まったく痛みを感じませんでしたが、胸部CTは軽い肺気腫と言われました、でも今は喫煙していないので進行しないと言われました。
Posted by 渡辺 at 2008年12月12日 14:32
胃カメラは画像を自分で見てこそ意味があると思っているのです。もちろん専門的なことはわからなくても、胃炎が軽いか慢性か、胃のヒダの具合なんか確認しておきたいところです。
Posted by yshimada at 2008年12月14日 07:43
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